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【SEO対策】PageSpeed Insightsとは?【ツール紹介】

クリエイティブ講座

こんにちは!サンコー印刷です。

現在弊社では、自社のホームページが「岡山 ホームページ制作」で検索順位1位に表示されるように、SEO対策に取り組み、その記録をブログとして残していく取り組みを行っています。
▶プロローグ
▶第1回【SEO対策】タイトルタグとメタディスクリプションの見直し
▶第2回【SEO対策】Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の見直し
▶第3回【SEO対策】alt属性を活用したSEO対策

第4回目となる今回は、SEO対策で活用されるツールのひとつ
PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」の紹介をしていこうと思います。

1.PageSpeed Insightsとは?

「PageSpeed Insights」はGoogleが提供する無料ツールです。Webサイトの表示速度を評価し、スコア(0~100)を付けます。モバイルとデスクトップの両方で診断でき、特にCore Web Vitals(LCP・INP・CLS)という指標が重要視されています。これらの指標は、ユーザーの利便性を測るためにGoogleが設定したもので、ページの読み込み時間やインタラクティブ性、レイアウトの安定性が評価基準になります。

「CoreWebVital」の指標

Largest Contentful Paint(LCP)
主要コンテンツの表示時間
          
LCPは、ユーザーがWebサイトにアクセスした際、最も大きなコンテンツ(画像や動画など)が完全に表示されるまでの時間を測る指標です。一般的に、LCPが2.5秒(2,500ms)以内であれば理想的とされ、それを超える場合は改善が推奨されます。
Interaction To Next Paint (INP)
操作への応答速度 
     
INPは、ユーザーがWebサイト上で最初に行ったアクション(クリックやタップなど)に対して、サイトがどれくらいの時間で反応するかを示す指標です。理想的なINPの基準は0.1秒(100ms)以内とされ、それ以上の時間がかかる場合は最適化が必要になります。
Cumulative Layout Shift(CLS)
レイアウトの安定性 
      
CLSは、Webページの視覚的な安定性を評価する指標です。ページ表示中に予期しないレイアウトのずれを累積したスコアを0から1の範囲で評価され、0 に近いほど良好であることを示します。


改善が必要な箇所や問題のない箇所を数値や色分けをして視覚的に表示してくれます。

2.なぜSEOに影響するのか?

Googleは、ページの表示速度をランキング要因の一つとしています。表示速度が遅いと、ユーザーの離脱率が高まり、検索順位にも悪影響を及ぼします。また、Core Web Vitalsのスコアが低いとGoogleの評価が下がり、検索結果に悪影響を与える可能性があります。

ユーザーは、ページが3秒以内に表示されないと離脱する傾向があるため、特にモバイルでの表示速度改善が求められます。また、SEO対策だけでなく、コンバージョン率向上やユーザーエクスペリエンスの向上にもつながるため、ページ速度の最適化は重要な取り組みとなります。

※コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)*とは、Webサイトに訪れたユーザーのうち、実際に目的の行動(コンバージョン)を達成した人の割合を指します。
※ユーザーエクスペリエンス(UX:User Experience)とは、ユーザーがWebサイトやアプリを利用する際の 「使いやすさ」「満足度」「快適さ」 などの総合的な体験を指します。

3.スコア改善のポイント

PSIのスコアを改善するには、以下のポイントを意識しましょう。

  1. 画像の最適化
    • WebP形式を活用し、従来のJPEGやPNGより軽量な画像形式を採用する
    • 適切なサイズ・圧縮を実施し、無駄に大きい画像を使用しない
    • Lazy Load(遅延読み込み)を活用し、スクロール時に画像を読み込むことで初期表示を高速化
      ※Lazy Load(レイジーロード) とは、Webページのコンテンツ(画像・動画・スクリプトなど)を必要なタイミングで読み込む技術のことです。html内のタグに記載するだけでも設定が可能です。
  2. キャッシュの活用
    • ブラウザキャッシュを適用し、訪問ユーザーが再訪問時に素早くページを表示できるようにする
  3. 不要なJavaScript・CSSの削減
    • 使用しないコードを削除し、ページの無駄な処理を減らす
    • 遅延読み込み(Lazy Load)を導入し、ページが必要なスクリプトを順番にロードする
    • CSSやJavaScriptを縮小化し、不要なスペースやコメントを削除することでファイルサイズを削減
  4. サーバーの最適化
    • サイトの表示を速くするために、サーバーの動作をスムーズにする
    • 処理の速いレンタルサーバーを選んで、サイトの動きを快適にする

4.まとめ

いかがだったでしょうか?
今回はSEO対策に活用できるツール「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」を紹介しました。

PageSpeed Insightsを活用することで、サイトの速度を向上させ、SEOにも好影響を与えることができます。特にモバイル対応を強化し、画像・スクリプトの最適化やキャッシュの活用を行うことで、ユーザーにも検索エンジンにも評価されるWebサイトを構築できます。

ユーザーにとっての使いやすさを追求していくと、必然的にSEOにも影響が現れてくるんですね。

今後も引き続き、実践した内容や得られた学びを記録していきますので、ぜひ参考にしてみてください!