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意外と知らない!?無線綴じ〈製本シリーズ第2弾〉

お知らせ

こんにちは!営業部インサイドセールスチームです!

今回は前回に引き続き製本の種類についてご紹介いたします。

第2弾の今回は無線綴じについて、

前回のおさらいをしながら、

メリットやデメリットに関してもご紹介いたします☺

作成する際にはぜひ参考にしてみてくださいね!(^^)!

製本方法には大きく分けて「並製本」「上製本」があります。

並製本は一般的に書籍や報告書に使用される製本方法

上製本はいわゆるハードカバーと呼ばれるものです。

無線綴じは並製本の一種です。

〇無線綴じ

「無線綴じ」は、印刷された本文を表紙で包み、背表紙部分に接着糊を付けて綴じる冊子の製本方法です。本文を1枚ごとに切り離し、ページ順にまとめて背を糊で固めます。線(針金やホチキス等)を使わずに本文を綴じることから「無線綴じ」と呼ばれます。カタログや報告書等々…ページ数が多いものに使用されることが多いです。

無線綴じの製本方法

①丁合(ちょうあい)

印刷された紙をページごとに並べてまとめる

②ミーリングを行い、糊を付ける

?ミーリングとは?

(綴じられている方の外に面している部分)

2~3mmギザギザに削り、傷をつける事をミーリングと呼びます。

ミーリングを行うことで紙により深く糊が浸透します。

↓無線綴じ機です。この下にミーリングの刃が隠れています。

↑ミーリングした背の部分です。ギザギザに削っているのがわかりますでしょうか??

↑ミーリング後、背の部分に接着剤をつけた写真です。

③表紙で本文をくるむような形で巻いて糊づける

↑接着剤を付けた後、表紙で本文をくるみます。くるむことで糊の部分が見えなくなります。

④背以外の3方を切って断裁する

⑤完成!

続いて無線綴じのメリット・デメリットについて紹介します★

メリット

1 ページ数が多くても対応可能

(45mm以内 ※コピー用紙で約450枚まで対応できます)

2 比較的丈夫で長期の保管に向いている

3 背表紙をつくることで本棚に置いたときに見つけやすい

デメリット

1背を糊で綴じるため、ページ数が多くなると開きづらくなる

2ページ数が少ない(あまりに背の幅が小さい)と糊付けが不安定になる場合がある
 (根本の部分が見えにくくなるため、写真集や図録等には不向き)

今回は無線綴じについて紹介いたしました。

ご自身の作りたい冊子のイメージに合わせて

ぜひ製本選びの参考にしてみてください。

「もっと加工にこだわりたい」「こんな冊子は作れる?」

「長期保存を目的とした本を作りたい」等々…

気になる事がございましたら、ぜひお問合せ下さい!

それではこの辺で!次回もお楽しみに!