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総社市新本地区の義民祭を見てきました 【7月20日】

コト・レポート

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義民祭というお祭りをご存知でしょうか。 総社市の新本地区で毎年7月中旬に行われている夏祭りで、 今年は7月20日(土)に開催されました。 僕は毎年参加しているので、今回はその様子を紹介したいと思います。 義民祭の由来はまたの機会に紹介できたらと思いますが、簡単に言えば その昔、命と引き換えに新本地区を守った村民4人 「義民四人衆」を祀ったのが起源です。 お祭りの由来としては、結構重たい話なのですが、 今では恒例の夏祭りとして、人々の楽しみとなっています。 総社市民でない僕ですが、妻が新本出身なので結婚して以来参加していまして、 地元に根差した手作り感満載のお祭りは、地元民でない自分までも毎年楽しみです。 祭りの内容はと言うと、先ずは小学校の体育館を会場にオペレッタという寸劇が上演されます。 児童みんなの熱演を、観客のみなさんも真剣に見ています。 これは、地元の小学生が義民四人衆の功績を歌と劇でオペラ風に紹介するものです。 上演する内容は毎年同じなのですが、その年々の児童の演技や歌の仕上がりによって劇の印象が変わるので、毎年楽しめます。 小学生の劇と侮るなかれ、見応え十分な内容で、今年も例年以上に感動的な劇を見せてくれました。 たまに台詞が出てこなかったり、歌の音程がずれるのはご愛敬です。 写真が小さくて分かりづらいですが、手作りの衣裳も凝っていて、より時代感を演出しています。 観客は義民四人衆を知らなくても、オペレッタを見れば義民四人衆の功績を知ることが出来ますし、演じる小学生にとっても、劇を通じて地元の歴史を知ることが出来て、とてもよい機会だと思います。 そして例年とも児童父兄の皆さんは、我が子の撮影に大忙しです。 体育館ではオペレッタの他にも、地元有志の書道や絵画や手芸、新本小学校や近隣小学校児童の書道や写生等も展示され、手作り芸術祭の様相を呈しています。 (いや、ちょっと言い過ぎか…) こうした作品展示の機会があると、作品創作にも取り組み甲斐がありますよね。 新本を拠点に活動されている童画絵師の神崎勝典氏も作品を出展されていました。 神崎氏の作品はほのぼのとした優しいタッチで描かれ、独自の世界観があって素晴らしいです。 そして、最近の子どもたちの絵と書道の上手さにも関心させられます。 僕の拙い写真では伝わらないですが、どれも力作揃いでした。 続いて、オペレッタの後は義民踊りです。校庭の真ん中に櫓を組み、櫓を囲むように円形となって音頭を踊ります。 参加者は、幼稚園児(中にはもっと小さい子も!)からご年配の方まで幅広く、 一様にみな楽しそうに踊っていました。 時期はちょっと早いですが、盆踊り的な感じですね。 そういえば、新本地区には盆踊りが無いので、義民祭が盆踊りを兼ねているのでしょうか。 残念ながら写真は無いのですが、1人ずば抜けてキレのある踊りを披露しているおばあちゃんがいまして、そのキレの良さは何とも微笑ましかったです。 そしてお祭りの最後は花火も上がります! が、予算の都合か、ちょっと(いや、かなりか)少ない打ち上げ数です。 こればっかりは仕方ないですね…。 お祭り中の僕はと言うと、夏祭りといえばビールでしょっ!とばかりに、お祭りに便乗してお酒を頂きました。 お祭りの醍醐味は、普段とは違う雰囲気に浸り、日常から開放されることではないでしょうか。 久しぶりにお酒を飲んだこともあり、いやぁ〜、気分が良かったです(^^) 総社市新本地区と言えば岡山県指定無形民俗文化財赤米が有名ですが、 赤米以外にも昔から続いている伝統があることを知ってもらいたくて、 今回は義民祭を紹介しました。 みなさんも、来年は是非とも参加していただければと思います。]]>