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発掘現場!

社員の日々

こんにちは!
制作部のykunです。

今回は昨年12月半ば、岡山県古代吉備文化財センターさま主催の発掘調査現場の現地説明会に参加してきたことを書きたいと思います。

場所は、倉敷市の酒津公園の近くの高梁川の中洲でありました。

酒津遺跡の位置(略図)

当日は結構風が強い日でしたが、普段の運動不足解消も兼ねて自転車で行きました。
真備から倉敷市船穂町柳井原を抜けて、倉敷大橋の手前を左折。

小田川合流点付け替え工事に伴い新しく舗装された道路

降りてすぐ舗装された道はなくなり、あとは河川敷の砂利道をチャリチャリ!

砂利道を10分〜15分ぐらい?

すぐ着くかな〜と思いきや、なかなか現場が見えず!
ただ、途中に案内の看板や案内の方がいらして迷うことなく着くことができました。

気温は低かったので、着込んで行ったのですが、着く頃には汗ばむほどになりました。


予定時間より早めに着いたので、展示されていた遺物を見ながら、根掘り葉掘り素人質問を繰り出しましたが、職員の方が丁寧に教えてくださいました。

予定時間になる頃には、だいたい30人前後ぐらいの方が集まっていました。
(2日間(1日2回)開催で、私が参加したのは、2日目の2回目でした。)

最初、軽いあいさつがありまして、その後2つの班に分かれて、現場の高梁川中洲へ。

以前にも現地説明会に参加したことがあるのですが、今回も工事現場のようだな〜と思いました。

スピーカーを持った職員の方が順路を追いながら、詳しく説明してくださいました。
発掘作業ははまだまだ途中らしくて、現在までに縄文時代〜鎌倉時代のものが出土されているそうです。ミルフィーユのように多層化していると言われていました。

縄文時代草創期(今から約16,000〜約11,000年前)のかなりレアな石器も出土されたらしいです。

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自宅からそう遠くないところに一万年前の『生活』があったかと思うと少し不思議な感じもしました。

弊社で岡山県古代吉備文化財センターさまの発掘調査報告書を作成させていただくこともあるのですが、発掘現場を見て感じたのは、地道〜な発掘作業、そして大変であろう分別、そしてその後の時代考証等の原稿作成を思うと、大変な労力のうえで原稿が作られているんだな〜と改めて感じさせられました。

あくまでも私にとっては報告書は平面的なものですが、実際の場所・ものを観て、少しでも三次元的に感じられるようになれたらいいなと思いました。

また機会があれば参加したいと思います。

今回、真備の水害に伴う柳井原のバイパス工事で新しくなった土手を自転車で初めて走ったのですが、土手の上が広くてきれいで、すごく気持ちよかったです。
また天気の良い日に行こうと思いました。

当日配布された資料