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「あえてダサい」デザインの依頼を受けた話

社員の日々

こんにちは。制作部のKです。

キャンプや温泉、おいしいもので英気を養いつつ繁忙期を乗り越えようとしています。あと一ヶ月半がんばるぞ〜!

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さて先日、友人から「ウェルカムボードを作りたい」と相談を受けました。
友人のお友達のパートナーさんが海外の方で、この度日本に来られるのでお出迎えしたいということでした。

そして友人は企んでいました。「あえてダサいボードを作って出オチ感を出したい」と…
曰く「2000年台初期のインターネットっぽい感じのダサさ」…
ちょうど世代なのと、近ごろの「Y2K」の流行からも、その雰囲気はピンときました。

ギラギラの配色、見にくい虹色、妙に立体的なオブジェクト、ほかに使い所がわからない書体、謎のセンス…
それら思いつく限りの「ダサさ」を詰め込んで生まれたのがこちら…

我ながらダサいとおもいます。
クライアントである友人からは大絶賛をいただきました。「知識の悪用」とまで言われました。

気をつけたのは、これを「完全なネタ画像にしなければいけない」ということ。
「このボード…せっかく作ってもらったのに笑うわけには…」とパートナーさんに気まずい思いをさせてしまってはデザイナー失格…
笑うなら思いっきり笑って欲しいから、ダサさも中途半端ではいけないのです。

個人的には下記のようなことに気を配って作ってみました。

いろいろ考えながら作ったので意外と時間がかかっています。
「ダサいを狙う」という今までにないやり方が逆に難しく、どうすればダサくなるか?をネットで調べながら作ってます。普段のデザインと変わらないプロセス!
計算されたダサさは、もはや美しいかもしれない…(???)

個人的には、DTPデザインの「ダサさ」って「デザインの悪さで見る人を混乱させること」かなあと思いました。

友人がお友達のパートナーさんに披露したところバカウケだったようです!
そのパートナーさんからは
「ほんのり狂気を感じる」
「初めてのタイプで嬉しい」
「岡山で一番面白かった」
など嬉しい言葉をいただいたみたいです。

デザインで国籍を超えて人を笑顔にできたと思うとデザイナー冥利に尽きます。
デザインやってて良かったと心から思いました!
あと海外の方にもこのダサさって通じるんだな〜とおもってちょっと面白かったです。

今後も人を笑顔にしたり、少しでも心を動かせるようなデザインをしていきたいです!