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第37回 総社市民大学

制作課の松崎です。 6月10日(日)、総社市総合文化センターで、第37回総社市民大学を受講しました。 今年は5名の講師で、8月25日まで5回講座が続きます。第一回目は料理研究科で本、テレビ等でもおなじみ、そしてイケメン!のコウケンテツさん。 「キッチンからはじまる家族の絆。」というテーマで生い立ちから現在の活動まで、食に関することには熱く話されました。 (撮影ご遠慮下さい、なので講義中の写真はありません。悪しからず…) はじめに、衝撃的なお話。某番組で、今の大学生がどんな食生活をしているのか、という紹介がありました。 代表的な偏食の例を2つ。男子学生の例。朝コンビニでスティックの食品を1本、昼はそれを2本、夜は、な、なんと、3本!たったそれだけなのです。女子学生はステックがポテトに変わっただけ。 今は若くて健康だけれども、5年、10年後の身体に何らかの悪影響が出る可能性大!だそうです。手作り御飯の大切さを語られました。 今のコウさんを支えてきたのは、まぎれもなくおかあさんの存在。 幼い頃、両親と兄弟4人家族で、貧しく狭い住まいながらも今日あった出来事など、ワイワイガヤガヤ話しながら食事をする。時には近所のおっちゃん、おばちゃんも一緒に、大人の会話も楽しんだようです。そんな家族のために、一生懸命御飯を作るおかあさんの姿がありました。 ビーフシチューにまつわる楽しい会話をご披露。 学校へ行く朝、おかあさんに、 「今日の晩御飯なんやねん?」ときくとおかあさんは 「今日はビーフシチューや。」それを聞いただけで、もう朝から有頂天! 先生や友達が「おはよう!」と挨拶してきても、開口一番 「今晩、うちビーフシチューやねん!」 コウさんの活動として、地域での料理教室があります。 NHKの「ようこそ先輩」という番組で、大阪の母校の小学校で「昼定食」を作る。 子供たちがグループにわかれてそれぞれの想いを「定食」に表現するのです。 食の大切さを講義した翌日から「定食」づくりがスタート。まずは絵に描くことからはじまります。 はじめはどれも特徴なく似たり寄ったり。しかし、ちょっとしたアドバイスで素晴らしい「定食」に変身しました!子供たちの独創性に驚いたとのことです。 また、保育園での料理教室では、ハンバーグ作りに挑戦。園児たちが作るちっちゃいハンバーグの周りに、園で育てた野菜を切って添える。それは子供が描いた絵そのもの、ファンタジーにあふれていました。 食で地域を活性化!コウさんのライフワークとなっています。 「食べる人のことを考えて作る」 これが一番印象に残った言葉です。 私の両親も一生懸命働いていたし、食事をよく考えてくれていた…。あらためて感謝の気持ちがよみがえりました。一生懸命な姿を子供はよくみているのですね。 食を通して人生、健康を考える「キッチンからはじまる家族の絆」。とても面白く、勉強になった講座でした。次回の市民大学、楽しみです。]]>