BLOG
【CLIP STUDIO PAINT Ver.4.0】神アプデ3選!3Dへの描画・塗りの吸着・パペット変形

こんにちは。制作部のYUKITAです。
CLIP STUDIO PAINT(通称クリスタ)に、待望の新機能が追加されました!(2025年3月12日公開)
「こういうの欲しかった!」と思っていた機能から、「えっ、こんなことできるの!?」と驚くような機能まで、便利なツールがたくさん実装されています。
今回はその中から、特に便利だなと思う機能を3つ厳選してご紹介します!
01. 3Dデッサン人形に直接描き込める!
人物を描くときにポーズの参考になる「3Dデッサン人形」。


なんと今回から、
ペンツールで顔や服などを直接描き込めるようになりました!!
従来はのっぺらぼうのまま参考にしていたこの人形に、顔の表情やキャラクターの衣装を直接描き込めることで、苦手な角度の描写や傷・タトゥーの見え方も明確になりました。

対称定規で左右対称の顔も簡単に
顔を描き込むときは、「対称定規」が便利!
対称定規を選択し、「表示」▶︎「スナップ」▶︎チェックのオンオフを上の様にします。

定規を顔のセンターの線に合わせると、定規のラインがセンターに入ります。
この状態で一方を描くだけで、反対側にも自動で同じパーツが描かれます!

自由に調整して自分だけのモデルに
体型・性別なども自由にカスタマイズ可能。
たとえば、布の回り込みが難しい水着や着物をラフで描き込んでおくと、完成イメージが掴みやすくなります。
さらに、描き込んだ3D人形は保存・読み込みも可能!

光源の調整も細かく!
サブツール「光源」から、「平行光強度」「環境光強度」「光の色」なども自由に調整できるので、ライティングの参考にも最適です。

また、「CLIP STUDIO ASSETS」で配布されている3Dキャラクターを使えば、最初から顔や服付きのモデルも使えます!
02. 「塗りの吸着」で下塗りが快適に!

塗り作業でありがちな“塗り残し”や“微妙なはみ出し”…
手作業で修正するのって面倒ですよね。
そこで登場したのが、「塗りの吸着」機能!

「投げなわ塗り」などに追加された設定で、「ツールプロパティ」内の「参照レイヤーに吸着」にチェックを入れます。
※表示されていない場合は、右下のスパナマークから「サブツール詳細」を開き、チェックをオンにしてください。
(左の目のマークもオンにすると、常に表示されるようになります)

線画レイヤーを「参照レイヤー」に設定した状態で塗っていくと

線に沿ってぴったり吸着してくれるので、アバウトに塗ってもはみ出しなし!

はみ出し修正や塗り残しチェックの手間が減り、作業効率がぐんとアップします✨
塗りのクオリティもぐっと上がるので、特に初心者さんにもおすすめです!
03. パペット変形でポーズ調整が簡単に!

今回のアプデで最も注目されているのがこの機能、「パペット変形」!✨
線画・着色済みでも関係なく、キャラクターのポーズ調整ができるんです!

調整したいレイヤーを選んで、「編集」▶︎「変形」▶︎「パペット変形」を選択。

すると、イラスト全体に網目状のメッシュが表示されるので、動かしたくない部位(頭・関節など)にピンを打ちます。

次に、動かしたい部分(例:手)にピンを打ち…

そのままドラッグして動かすだけ!
普通の変形ツールよりも自然な仕上がりで、塗りまで済んでいる状態でも崩れにくいのが嬉しいポイント!

ピンの前後関係も調整できるので、「手を顔の前に出す」「背後に隠す」といった調整も思いのまま。
デフォルメ絵との相性も抜群!
短時間でいろいろなポーズが作れるので、アニメ制作にも活用できそうですね。
04. おわりに
今回はCLIP STUDIO PAINT Ver.4.0の中から、特に便利だなと思う機能を3つご紹介しました!
この他にも、お絵描きがもっと楽しくなる機能がたくさん追加されています✨
詳しくは公式サイトもぜひチェックしてみてください!
それではまた!!🙌
📝 関連記事 ▼