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絵本作家のぶみさんとの楽しい時間 その3

コト・レポート

絵本作家のぶみさんとの岡山での楽しいエピソードを書いてきましたが、 今回で、はや3回目です。 なかなか話が進みませんが、 それだけ特筆すべきことが多いのです。 それでは、続きのはじまり、はじまりー。 IMG_5211 ランチを食べ終えたら、 のぶみさんは子どもたちの手に可愛いイラストを描いてくださったり、 OKAPITALでのサイン会を前に、フライングしたい方達には、 早々に色紙や絵本にサインをしてくださいました。 手を洗ったらちゃんと落ちるようにと水性ペンで描いてくださったのですが、 お母様方は「むしろ、ずっと消えないように油性のペンで描いて欲しい」 と、言っていたのが印象的でした。 それもそのはず、小さな手に描かれたイラストは 指を動かすとまるでイラスト自体が動いているようで、見ていて楽しいのです。 「大人だけど、私にも描いて欲しいな…」と、内心思ってしまいました。 そして、子どもたちに1枚ずつ紙にいろんなカタチの絵を描くのぶみさん。 何だろう?と思ったら、これらはのぶみさんからの「お題」です。 のぶみさんが描いてくださった絵のカタチから想像力をふくらませて、 自分で線を描き足して、新たな絵を描くのです。 どこか見覚えのあるカタチですが、 見覚えのある通りに絵を描き進めてはいけません。 「○○じゃないものを描いてね」 うーん、どう見ても、あのカタチはアレを思い浮かべてしまうな… なんて考えながら子どもたちの様子を見ていると、 じっくり考える時間はほとんどなく、どんどん大胆に描き進めていっていました。 nobumi-san ずっと見ていると、やっぱり思ったわけです。 「大人だけど、私もやりたい」…なんて。 実は、そう思っていたのは私だけではなかったのです。 大人も、希望する方にはのぶみさんがお題を描いてくださることになりました! ドキドキしながらのぶみさんのところに行くと、 私に描いてくださったのは、台のようなカタチと、矢印のようなカタチのモノ。 席に戻って考えると、どうしてもあるモノしか浮かんでこないのです。 「髪の毛以外で…って言ってましたよね」 と、向かいの席の方に言われて、ハッと気付いた私。 そ…そういえば、そう言っていたっけ???? ウンウン考えながらも、なんとか絵が仕上がったので、 のぶみ先生のところに持っていきました。 採点と評価をいただくのです。 私が描いた絵は、女の子が屋根に登って星を採ろうとしている…と、いった感じ。 見せる瞬間は、すごくドキドキしました。 IMG_5210 すると、 「…うまいなぁ」 …えええええーーーーっ?!!!!! ゆる〜いタッチの私の絵を…そんな風に言ってくださるとは! 舞い上がったのはいうまでもありません。 しかし。 「…あれ?髪の毛にしないでねって言ったよね?」 「家にしないでねって言ったよね???」 ん?あ…そういえば…そう言っていたかも… お題をもらった時点で既に嬉しくて舞い上がっていたので、 全然耳に入っていませんでした…。 のぶみ先生から50点を頂いていたのに、ルールを守れておらず、 まさかのマイナス50点となりました…。 点数は残念でしたが、 のぶみさんが私の絵に付け加えてイラストを描いてくださり、 サインも入れてくださって、 まさかの貴重な合作となったのです! 楽しい思い出の1枚、宝物の1枚となったわけです。 のぶみさんのやさしい心づかいが、本当に嬉しかったです。 それにしても、 大人になると頭がガチガチに固くなって、ダメですね。 子ども達のような柔軟な想像力が、 デザインでは必要ですよね。 まさに、気づきと学びでした。 ランチだけで、大満足の内容でしたが、 メインは読み聞かせとサイン会です。 次回はその様子をお届けしますね! つづく]]>