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さくらももこの世界展を堪能してきました

コト・レポート

前回の投稿からずいぶんご無沙汰してました…。 その間、なにがあったかというと、 自分でも驚くほど体調を崩して 一時期仕事をお休みしていたのです…。 復帰してだいぶ経ちますが、 今も万全というわけではなく、 日によって体調の良し悪しに結構差があるのです。 いままで以上に身体の声に耳をすませ、 用心しつつ仕事をがんばっている感じなのです。 皆さんも身体が悲鳴をあげないうちに、 しっかり自分の身体と向き合ってくださいね。 …前おきが長くなりましたが、 今回は1月の3連休に瀬戸内市立美術館「さくらももこの世界展」を観に行ったことを書きますよ。 たまには新鮮な話題をご提供せねば… と、いうわけで、はじまり、はじまりー。 ももこ1 瀬戸内市立美術館は 瀬戸内市役所牛窓支所の3階と4階にあります。 入口の4階まではエレベーターを使いました。 20人乗れる、大きなエレベーター! 景色がよく見えて、おしゃれでしたよ。 ももこ5 実は今回の展覧会、 開催前からすごく楽しみにしていて、 何としてでも必ず行こうと決めていました。 私は昔からさくらももこ先生の漫画やエッセイが大好きだからです。 そういえば、選びに選んでブックマルシェで買った本も、 さくら先生の漫画でしたね。 そんな私が展覧会で観ることができて嬉しかった作品は、 少女漫画雑誌「りぼん」に掲載された 「ちびまる子ちゃん」のカラー原画でした。 そのほとんどを当時「りぼん」読者だった私は 毎月リアルタイムで目にしていたので 懐かしさもあったのですが、原画を間近で見て 子どもの頃には気づかなかった新たな発見も多々あったのです。 それは…非常に美しい色合いだということ。 どの色も、ものすごく発色が良いのです。 何でこんなに綺麗な色を出せるの?!って感じです。 あと、繊細な線が本当に素晴らしいんです! メインで描かれている、まる子ちゃんの周りの お花とか動物の描写が丁寧なんですよ! これは必見ポイントですから、 今後観に行く方は覚えておいてくださいね。 さらに細密な描写なのは、 「ちびまる子ちゃん」より後年に描かれた作品、 「コジコジ」の原画です。 先生の画力が常に進化し続けているのがよくわかりました。 それにしても、 印刷物では、なかなかそういった発色の良さとか 繊細な線とか、原画の素晴らしい部分が 上手く出ないのだなぁということを 後から図録を読んで、すごく痛感しました。 だからこそ、是非原画を見て欲しいんですよね。 印刷会社に勤めているので、 いろいろともどかしくて、考えさせられてしまいました…。 原画の他にも、 立体作品や、さくら先生の愛用品など、 充実した展示内容で大満足でした。 また、アニメ「ちびまる子ちゃん」の 歴代オープニング曲とエンディング曲の映像を まとめて全て観ることができるコーナーや、 大きいタペストリーの前で記念撮影ができるコーナーもありました。 ももこ2 子ども向けのぬり絵コーナーや、 さくら先生へのメッセージをノートに書けるコーナー などなど… ついつい長居してしまう要素がたくさんなのです! 漫画やエッセイも自由に読めるので、 気になった作品は熟読できますよ。 私のおすすめは、 「漫画版 ひとりずもう上・下巻」です。 さくら先生ご自身の思春期を描いた作品で、 非常に共感できる内容になっています。 漫画家を志し、頑張る姿に胸が熱くなり、 親友のたまちゃんとの別れのシーンは 読むたびに涙が出てしまうのです…。 図録と絵はがきを買って美術館を出ると、 牛窓の海が視界に入ってきました。 少しその風景を楽しんでから、 下りのエレベーターに乗りました。 ももこ4 展覧会は1月24日(日)まで開催です。 この記事を読んで、足を運んでいただけたらと思います。 改めて、私はさくら先生のお人柄や作品が大好きなんだなぁと 再確認することができました。 (おわり)]]>