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癒しの竹笛パンフルートがつなぐ、人と人のこころ。

コト・レポート

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制作課の松崎です。 パンフルート。皆さんご存知ですか? 岡山県在住の方なら「ちくわの笛」があるのだから、「ああ、パンで作ったフルートなんじゃろ?」 と、思うかも知れません(笑)。実は、竹で作った笛なのです。 その音色はやさしく、心癒してくれます。「ふるさと」や「おぼろ月夜」の演奏を聴いていると、幼少の頃眺めた風景と、夕暮れの独特の寂しさが思い起こされます。 講師の今井勉さんは、約10年前、大阪から岡山に帰郷した時、環境の変化と自身の仕事とのギャップで、うつ病を発症。「本当にやりたいことは何か」を模索しました。試行錯誤の末、竹の笛にたどりつき、独学で楽器製作と演奏を習得しました。 4年前、NHKラジオに出演したのがきっかけで、全国からコンサートの依頼がふえてきました。 昨年4月には、岩手県の東日本大震災の避難所8箇所で、8月には福島県での演奏を行いました。 震災で家族や家々を失った人々の前で、「ふるさと」の曲の演奏をためらっていた今井さん。会場の年配の女性から、「歌に罪はありません。どうかその曲を演奏してください。」と依頼を受けました。曲の二番になると、会場は号泣……。しかし目は笑っているのです。会場は幸せな笑顔に満ち溢れました。 講義の合間には、素晴らしい演奏がありました。 「瀬戸の花嫁」をパンフルートにあわせ口ずさむ。 女性のみなさんは、嫁いだ頃を思い出しながら…。(笑) 名曲「千の風になって」では、今井さんの素晴らしい声で一番を歌い、二番はパンフルートで演奏。 最後に「ふるさと」の歌が会場を包み込みました。 次の講座も、期待大です! 2012年2月、「きよね夢てらす」での演奏がありましたので、リンクしておきます。]]>