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「まちなか美術館」に行ってきました!

コト・レポート

2024年10月11日(金)から14日(月・祝)までの期間、総社商店街通りとその周辺で「まちなか美術館」というイベントが開催されました!

総社の街を「壁のない美術館」に見立てる というコンセプトのもと、商店街通りの歴史ある建物やカフェ、お店の中にさまざまなアート作品が並びました。
まち歩きしながら、のんびりとアートを楽しめるイベントです。

この「まちなか美術館」で、サンコー印刷がいつもお世話になっている、岡山県立総社高等学校の神坂先生が個展を開かれました。ありがたいことに先生からお誘いをいただき、弊社スタッフがお邪魔してきました!

展示場所はこちらの きび工房「結」 さん。

神坂先生の展示のタイトルは、「えんぎもの展」。
日本各地の郷土玩具をテーマにした、木版画を展示されていました!

カラフルな色合いの、可愛らしいえんぎものたちの版画がずらり!✨
今年、先生は本厄の年だそうで、「えんぎもので身の回りを固めて運気を上げていきたい」とおっしゃっていました!
これだけえんぎものが揃っていると、見る人もハッピーになれそうです!☘️

木版画は、木の板に絵柄を彫り(版木)、その版木にインクなどをつけて紙に転写する技法です。
(今回先生は水彩絵の具を使われたそうです!)
印刷用語でいうと、「凸版印刷」と同じ原理ですね!

多色刷りの場合、版木を色の数だけ作り、一回一回紙に転写して色を刷り重ねていきます。
展示されている作品に使われた版木を、特別に見せていただきました!

左上の4つの版木は、下に写っている作品に使われたもの。(右上の版木は1色刷りのもの。)
それぞれを同じ場所に刷り重ねることで、ひとつの作品ができあがるのですね!👏

版ずれや色むらも版画特有の「味」として活きており、ほっこり優しい印象を醸し出しています😊
機械でおこなう印刷では出せないニュアンスです!

先生は会場の雰囲気にぴったりの、すてきな着物をお召しでした!

会場には総社高校の校長先生や、神坂先生のご友人、恩師の方、他の展示の作家さんなど、たくさんの方々がいらっしゃり、とても賑やかで和やかな雰囲気が流れていました。おいしいお茶もいただき、心がほっと温まるひとときを過ごせました♪

普段、「版画」というものに触れる機会があまりなかったのですが、こうして作品を見ながら工程や制作ウラ話を先生から聞くことができ、印刷業者としてとても興味深く鑑賞することができました!

神坂先生、お招きいただき、そしてすてきな作品を見せていただき、ありがとうございました!
次の展示を楽しみにしております!

左2つは先生の手描きフライヤー。ゆるっとしたタッチがとてもかわいい!