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劇団こすもす結成40周年記念公演「夜に陽が昇るとき」

社員の日々

制作部のkobaです。

毎日とても寒いですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

私の方は先日、劇団こすもす様の岡山公演を観に行きましたので

その様子をお伝えしようと思います。

劇団こすもす様との出会いは2004年。

「谷間の桜」というお芝居を観に行ったのが初の観劇でした。

その後2009年に縁あって公演に関する印刷物に携わらせていただくことになり、

現在に至るまで長い間お付き合いさせていただいている大切なお客様です。

劇団代表の山田代子(よし)さんには毎回公演に招待していただき、

いつもありがたく観劇させていただいてきました。

今回は記念すべき結成40周年記念の公演だったのです。

▲こちらは2023年1月12日付の山陽新聞の記事です。

40周年にして今回の公演が劇団にとって最後となります。

寂しい気持ちもありますが、集大成のステージに期待しつつ、

会場の天神山文化プラザへと向かいました。

▲毎回、公演の際には私が手掛けたポスターやチラシを沢山飾ってくださいます。

いつも嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいになります。

今回のデザインは服部沙知映さんのイラストがとても素敵なのです!

▲前回よりページ数も増えてかなり制作に時間を要したプログラム!

…ついに世に出ました!この並びは圧巻です。

ホールに入ると観客席はプログラムを広げている人が沢山いらっしゃって、

その光景を見るだけで感動して涙腺がゆるみました。

頑張ってよかった、完成してよかったと心から報われる瞬間です。

▲こちらは今回のチラシ裏面です。

物語の舞台は夜間中学校。

実在する岡山自主夜間中学校がモデルとなっており、

理事長の城之内庸仁先生が監修してくださっています。

山田さん演じる藍子先生と個性豊かな生徒たちの人間ドラマに何度も涙があふれ、

キャストの方々の熱心な演技に思わず感情移入しました。

カーテンコールでは監修の城之内庸仁先生と脚本の村元督先生が登壇。

サプライズで御二方のご挨拶を聞くことができ、

さらに作品の世界観に深く入り込むことができました。

終演後、ホール内を見渡していると

またここで公演が観られるような気がしました。

私にとって、それだけ劇団の解散は信じられないことです。

コロナ禍を考慮し、キャストの方々のロビーでのお見送りはありませんでしたが、

帰りがけに偶然山田さんと村元先生にお会いすることができ、

直接感想や自分の想いを伝えることができました。

腫れぼったい目をしていましたが、一緒に写真も撮っていただき嬉しかったです。

また、とあるキャストの方とも偶然お会いすることができ、

共通の趣味(好きなバンドが同じ!)や公演のお話をしながら

途中まで帰路をご一緒させていただきました。気さくなお人柄に感謝です。

それぞれ仕事や家庭を持ちながら、夜遅くまで稽古を重ねているキャストの方々の

芝居に対する情熱にはいつも感心させられます。

今回の公演は2020年の7月から稽古を重ねてきたそうで、

並々ならぬ努力の成果が舞台上で存分に発揮されていました。

本当に完成度が高くて今回は特に引き込まれてしまいました。

お客様の熱気も今までで最高だったと感じました。

この先の予定ですが、

2月4日(土)18:30と5日(日)12:30、17:00には

浅口市民会館金光大ホールにて金光公演が開催されます。

劇団にとって、これが本当に最後の公演となります。

一人でも多くの方にぜひ足を運んでいただきたいと

心から願っています。

長くなりましたが、

劇団こすもす様、主宰の山田様、今までありがとうございました。

きっとご縁は続くと信じていますので、これからもどうぞよろしくお願いします…!!

☆劇団こすもす様のFacebookはこちら

☆産経新聞の2023年1月28日の記事はこちら

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