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新しい公共 コミュニティフォーラムに参加しました

制作課の松崎です。 1月19日、総社市山手公民館、多目的ホールにおいて 「新しい公共 コミュニティフォーラム」のセミナーに参加させていただきました。 第一部はIIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)代表 川北秀人氏による基調講演がありました。 川北氏は全国各地の環境調査、地域コミュニケーション活動に数多く関わっており、地域コミュニティの未来について話されました。 官と民との協力の話で「協働」の一例。例えばフィルムコミッションについて。 映画のロケを誘致した後、エキストラをたくさん集める。それは民間が得意とするところ。 しかし、いい場面を撮影するには交通規制をする必要がある。そこで官のチカラが必要になるのです。 中学生が、とあるお宅の前にあるゴミを、集積場まで通学のついでに運ぶ。 その家は一人暮らしの高齢者の自宅。日々の暮らしが福祉まで広がっている。 官が行き届きにくいところは地域のみんなで補う。行政、NPO、専門家、事業者、学校、そして当事者での活動を「総働」と位置づけ、この実例を紹介。また、総社市の2020年の高齢者率、財政のシュミレーションを具体的な数字で示し、「総働」の必要性を話されました。 第二部はNPO法人吉備野工房ちみち 加藤さんのコーディネートによるパネルディスカッション。パネリストは、総社市長 片岡さん、IIHOE代表 川北さん、総社市コミュニティ連絡協議会会長 平松さん、総社ブラジリアンコミュニティ会長 譚(たん)さん、の四名。 譚さんは外国人の方々も地域とのコミュニケーションを楽しんでいるし、いつもそう望んでいることを、平松さんは各地域の団体がさらに自立することを中心に、片岡さんは総社市の将来について、さまざまな具体案を力強く語られました。川北さんは多くの経験・実例をその都度紹介し、将来のあるべき姿を提案してくれました。加藤さんの冒頭の提案はユニークでした。用紙にパネリストの方に趣味を書いていただき、説明してもらう。それは各自の公共意識へつながっているようでした。 私は少なからず地域活動に関わっています。子供が小さいときはいろいろな行事をやってきましたが、次第に参加者が減っていき、運動会やおみこしも下火に。夏祭りはまだ盛り上がっていますが、会合は少人数になっています。スポ少やお仕事でお忙しいのは確かでしょう。視点を変えることの必要を感じました。このセミナーに共感できる部分を今後に生かしたいと思います。]]>