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和歌山に視察研修行きました

会社行事

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http://www.winnac.co.jp/ 約4時間のバスでの移動を経て、午後1時前に到着。(ふ~っ…)西社長様の会社概要説明の後、五人1グループで工場内を見学しました。とにかく整理整頓されており、ドアのほとんどがスライド式。掲示物も効果的な場所に貼られていて、職場環境に配慮が行き届いていると感じました。障害者の方の作業の中心はダイカスト鋳造製品のバリ取り、模型飛行機用プラグ取り付け、溶接、検品作業です。どなたの動きもキビキビとしていて、日々のご指導の成果が反映されていたようです。 見学の後、参加者の質問に西社長が熱く答えてくれました。 設立してから軌道に乗るまでは約五年かかったようです。聴覚障害の方に対しては手話の通訳者が対応し、手話で朝礼を行っているとのことです。 また、手話教室を定期的に開催しており、手話通訳者が増えてきたとお話がありました。 利用者の効果として、働くことに対して、不安がなくなった、みなさんに親切にされている、等の声。 一般社員(健常者の方)からは、モチベーション向上(福祉としての目標ができた)、社員が優しくなった、勉強の機会が増えた、などの声があがっています。 毎月、個別支援会議を行っており、指導員の方は、毎日日誌をつけ、メンタルヘルスとして面接の機会を多くとっているとのことです。 「障害者の採用は、人権問題の入り口」という西社長様の言葉が特に印象的でした。 私にとって、この視察研修が障害者の雇用という社会的な役割について、はじめて考える機会となりました。 今後雇用を考えるとき、企業努力はもちろん大切ですが、行政、地域が協力して取り組むことが重要であると感じました。お世話下さった雇用開発協会の皆様、ありがとうございました。]]>