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年代別に見る「決済方法シェア」

コト・レポート

こんにちは、制作部のべーやんです。
ECサイト構築について調べていて、世間的に年代別の決済方法が気になったので、ついでに調べた事をメモしてみました。
キャッシュレス化が進む一方で、年代によって好まれる決済方法には大きな差がありました。今回は、各世代がどのような決済手段をよく使っているのか、傾向をわかりやすくまとめています。

■ 日本全体のキャッシュレス決済の現状

まずは全体像から。
・キャッシュレス決済比率:42.8%(2024年)
・キャッシュレス内訳:
 クレジットカード:82.9%
 デビットカード:3.1%
 電子マネー:4.4%
 QRコード決済:9.6%

日本全体ではキャッシュレスが4割を超え、特にクレジットカードが圧倒的シェアを占めています。

■ 年代別で見る決済方法の違い

10〜20代:スマホ中心、でも現金も根強い

若年層はスマホ決済を多用するイメージがありますが、調査では次のような結果です。
・「普段、現金を使う」:83.0%
・「QR/バーコード決済を使う」割合も増加中

若者は現金も使いつつ、QR決済の利用が急伸しているのが特徴です。

30〜40代:クレカ×QR決済の“使い分け世代”

中堅世代は次のような傾向が際立っています。
・「QR/バーコード決済を使う」:49.5%(40代)
・ネットではクレカ、日常ではQR、という形で使い分けが進行

利便性とポイント重視のバランス型世代といえます。

50代:クレジットカードが圧倒的

50代は長年使い慣れたクレジットカードを中心に利用。
・クレジットカード利用が最も多い
・スマホ決済へも緩やかに移行中

安心感や使い慣れた決済手段を重視する傾向がはっきりしています。

60代以上:現金中心だが変化が進行

シニア層は依然として現金が強いものの、次のデータがあります。
・「クレジットカードを普段使う」:69.4%(60代)
・飲食店ではキャッシュレス利用が 76.2% に上昇

「一部の人だけがキャッシュレス」という印象はすでに変わりつつあります。

■ 年代別決済トレンドまとめ

若年層:QR・スマホ決済の伸びが最速
中堅層:クレカとQRのハイブリッド化
シニア層:現金中心だがキャッシュレス利用も着実に増加

決済方法は「便利さ」「安心感」「ポイント還元」など、年代ごとに重視するポイントが大きく異なっています。マーケティングで年代別の行動分析をする際には、こうした決済トレンドを押さえておくと役に立ちますね。


■ 参考データ(出典)